アートフィルムを公開しました

 

映像作家・takachromeによる「Atrophied -OPRCT version-」公開

映像作家・takachrome(タカクローム)による、クリエイターズスタジオOPRCT(オプレクト)のコンセプトを体現したアートフィルム「Atrophied -OPRCT version-」が、2022年7月28日に公開されました。

アートフィルム「Atrophied」は、“感覚の根源に立ち返ること”をテーマに全編16mmフィルムで撮影されており、希少なアート作品となっています。また代々木上原のクリエイターズスタジオOPRCTの全棟を使い撮影が行われ、OPRCTとのコラボレーション・全面支援により制作が行われました。

LVMHが手掛けるデジタルマガジンNOWNESS ASIAにて作品のフルバージョンの先行公開を経て、OPRCTバージョンがBIGYUKI音楽監修のもと7月28日に公開されました。

「Atrophied」OPRCT Version:https://youtu.be/IdrT2OGwqtE

 

OPRCTに込められた意志とアーティストへの貢献

クリエイティブに携わる人々が多く集うOPRCTのウェブサイトでは、毎年気鋭のアーティストを起用し、OPRCTをモチーフとしたメインビジュアルの制作に取り組んできました。今回はその取り組みを映像に拡張し、映像作家であるtakachromeの作品制作を支援しました。takachromeとOPRCTのコラボレーションは、代々木上原のローカルなコミュニティでの出会いと繋がりをきっかけに実現しました。

OPRCTはオランダ語の “Oprecht” の造語で「真摯」「誠実」という意味を持ちます。この言葉はOPRCTの母体であるライフサウンドのミッションから生まれた言葉で、アーティストに貢献していく意志を表現しています。この精神に基づき、企業とクリエイターの新たなる関係を創造するために今回のプロジェクトが生まれました。ライフサウンドのアーティストのエコシステムを創るというコンセプトにおいて、施設提供および制作支援でのメセナ活動となります。

LVMHが手がけるグローバルプラットフォームNOWNESS ASIAに掲載

新進気鋭のアーティストをキュレートし、エッジの効いたコンテンツを発信するデジタルマガジンNOWNESS ASIAに「Atrophied」のフルバージョンが掲載されています。

NOWNESS ASIAはアートとカルチャーの最高峰を紹介するグローバルプラットフォームで、あらゆる分野のインスピレーションの源として世界で定着しています。

ニューヨークを拠点に世界で活躍するキーボーディストBIGYUKIが音楽を担当

あらゆるジャンルが交差するNYシーンの最前線に位置するキーボーディスト。今年、ソロ公演やJosé Jamesのバンドメンバーとして日本にも凱旋した世界が注目するBIGYUKIが、「Atrophied」のショートバージョンの音楽を手掛けました。

BIGYUKIはOPRCTの「ローカルとグローバルを繋ぐ」というコンセプトを体現すべく、OPRCTのオープニングイベントでのライブも実施しました。

 

BIGYUKI (photo by @ogata_photo)

 

BIGYUKIからのコメント:

はじめに今回のオファーをもらって映像を見た時に、真っ先に思い浮かんだのが今回撮影をしているOPRCTの中で感じた自由さでした。空間が持つ可能性を音楽で表現するには足し算より引き算だと思い、フレーズはシンプルに、ストーリーを舞うダンサーたちの動きに合わせて重ねる音は厳選して極力OPRCTのスペースの持つ透明感に色をつけすぎないように音を作りました。

映像作家takachromeより作品に寄せて

その映像には「Atrophied(萎縮した)」というタイトルが付けられている。
しかし、その名とは対照的に、映像の中の盲目の登場人物たちは、人と出会い、開眼するような体験を経て、躍動的に動き出すのだ。
では作家が示す「Atrophied」という概念はなんなのか。それは、人との出会いの中で生まれた心の動きと捉えられるかもしれない。
人は一人では縮こまることはない。新しい誰かと会った時に、人の心は震え、それが故に萎縮をも生む。ともすれば、出逢いなどなかった方が良いようにも思う。しかし、それを乗り越え、人と心を通わせた時にこそ、カタルシスは生まれるのだ。
本映像は作家自身の瞑想経験、ひたすらに感覚を観察し続けるという行為の追体験として、演者の身体性に物語を委ね観察する実験的な映像作品である。

 
 
 
 

takachrome(タカクローム)

東京を拠点にする映像監督。近年はコペンハーゲン、パリなどを行き来しながら主にファッションブランドの映像を手掛けている。ジャーナリズム・ドキュメンタリーの手法をベースとしており、対象物を観察し、美しさや儚さを丁寧に描くことを得意としている。長編映画の制作を目標に現在準備中。

本件に関するお問合せ
ライフサウンド株式会社 03-6416-8691 / info@lsinc.co.jp
担当:木原

 
LIFESOUND CREW